看護・介護にかかわる外国人のための日本語スピーチコンテスト

【第4回】看護・介護にかかわる外国人のための日本語スピーチコンテスト

12月5日(土)に、スピーチコンテストを開催しました。たくさんのご来場、誠にありがとうございました。
主催: 一般財団法人海外産業人材育成協会(HIDA)
共催: 独立行政法人国際交流基金、 京都大学大学院文学研究科安里研究室、 NPO法人AHPネットワークス
協賛: 株式会社アジアン・ビズ・コンサルタンツ(ABC)、 株式会社光洋スクエア、 NPO法人国際保健医療支援・研究センター(IHAR)、 株式会社スリーエーネットワーク、 西田 達雄、 日本福祉大学 社会福祉総合研修センター、 バンクネガラインドネシア 東京支店、 フィリピンナショナルバンク 東京支店、 BRIDGEOVER株式会社、 株式会社凡人社、 株式会社ラーンズ
後援: 公益社団法人国際日本語普及協会、 一般財団法人日本インドネシア協会、 公益社団法人日本介護福祉士会、 公益社団法人日本語教育学会、 松本短期大学
(敬称略・五十音順)  
コンテスト発表者・主催・共催・協賛・後援 集合写真
コンテスト発表者・主催・共催・協賛・後援 集合写真

開催趣旨

現在日本では、医療・福祉現場への外国人人材の受入れが進み、社会的にも大きく注目を集めています。そうした中、当協会は2012年より「看護・介護にかかわる外国人のための日本語スピーチコンテスト」を実施し、日本各地で看護・介護に携わる外国人が外国人の視点で日本の医療や介護について意見を述べる機会を提供しており、発表者本人たちの仕事や自己研さんの励みとなるだけでなく、日本の医療福祉関係者や利用者にとっても、彼らの発表から多くのことを学べる機会となっています。第4回のコンテストでも、今まで以上に示唆に富んだスピーチが披露されました。

開催日時・場所

日時:  2015年12月5日(土) 13:30−16:30
場所:  一般財団法人 海外産業人材育成協会(HIDA)
東京研修センター B1講堂
東京都足立区千住東1-30-1

来場者数

約150名 (出場者・報道関係者を除く)
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入賞・特別賞 受賞一覧

入賞

1位 チェチェップ・タウフィク・ハディアンサー 「カ・イ・ゴとは」
2位 ルオン・マイ・ホアン 「介護は温かい」
3位 リベラ・クリストファー・ソンコ 「自らの介護の魅力について」

特別賞

異文化理解賞 スワルティ 「異文化看護:お風呂の利益」
素晴らしい気づき賞 バリセロ・クリスチャン・バンバオ 「やり甲斐」
思いやり支援賞 チャン・ティ・タン 「介護の仕事は自立支援」
プロ意識賞 サトリア・ハプラブ 「自己啓発を受けた事」
草分け貢献賞 エクセルシス・ジョン・ボルボン 「コミュニケーション奮闘記〜日本の看護師としての学びから〜」
信頼と忍耐賞 佐古 玖里登 「ほほえみのお返し」
家族のような介護賞 グラビナ・グレチェン・メ・ミランダ 「認知症ケアについて〜笑顔で利用者の心をつかむ〜」
 
西田賞* サトリア・ハプラブ 「自己啓発を受けた事」
*個人協賛者西田達雄様からの協賛金ご提供を受け、 来日間もないEPA候補者のうちから1名を選出。
 このほか、コンテストに出場できなかった応募者のうち4名にも同賞が贈られた。

発表内容(発表順)

「介護のやり甲斐」    再生動画を見る 
バリセロ・クリスチャン・バンバオ 男 (フィリピン)

介護の仕事は厳しく、辞めたい気持ちが強くなることもある。しかし、認知症の利用者から感謝の言葉をかけてもらいやる気を取り戻したことや、その利用者が亡くなってしまった体験から、介護は利用者の人生の最終章に立ち会うことができる素晴らしい職業であることに気づく。

「異文化看護:お風呂の利益」    再生動画を見る 
スワルティ 女 (インドネシア)

インドネシアと日本の入浴の習慣の違いを説明し、病院での入浴介助の際に戸惑ったことや嬉しかったことなど実体験を描写した。その上で、国による習慣の違いはあっても、看護をする上で本当に大切なことは万国共通であるという考えを述べた。

「介護の仕事は自立支援」    再生動画を見る 
チャン・ティ・タン 女 (ベトナム)

以前は介護の仕事は利用者を手伝う召使のような仕事だと考えていた。しかし、実際に就労してみると、介護は利用者にできることは自分でしてもらう自立支援の仕事だということに気づいた。歩けなかった利用者が、介護士の自立支援により歩けるようになった経験を話した。

「自己啓発を受けた事」    再生動画を見る 
サトリア・ハプラブ 男 (インドネシア)

施設長が自ら施設を掃除している姿を見て、最初は施設長が職員の手本を見せているのだと理解した。 ところがそうではなく、施設長がこの職場を我がことのように大切にしているのだということに思い至り、自身もプロ意識を持って働こうという気持ちになった体験を話した。

「自らの介護の魅力について」    再生動画を見る 
リベラ・クリストファー・ソンコ 男 (フィリピン)

利用者と信頼関係を築き、その後、認知症が進んでも自分のことを覚え感謝してくれた経験と、その利用者の死を経験して、介護とは他人の人生のフィナーレに立ちあうことができる、ほかにはない素晴らしい職業であることを説いた。
リベラ・クリストファー・ソンコさん(3位入賞)
リベラ・クリストファー・ソンコさん(3位入賞)

「コミュニケーション奮闘記〜日本の看護師としての学びから〜」    再生動画を見る 
エクセルシス・ジョン・ボルボン 男 (フィリピン)

来日してからの職場での苦労、東日本大震災を通してわかった日本人の素晴らしさ、国家試験に合格するまでの苦労と喜び、合格後に経験した苦労や患者から受けた思いやりや優しさなど、曲折を経ながら自らが成長した経験と今後の抱負を語った。
ルオン・マイ・ホアンさん(2位入賞)
ルオン・マイ・ホアンさん(2位入賞)
  

「介護は暖かい」    再生動画を見る 
ルオン・マイ・ホアン 男 (ベトナム)

来日直後は仕事が大変でホームシックになったときもあった。しかし、利用者が自分の手を握りながら安心して眠りについてしまうという経験をする。そして、介護とは、相手に自分の温かい心を吹き込む素晴らしい仕事だと思うようになった。

「ほほえみのお返し」    再生動画を見る 
佐古 玖里登 女 (ブラジル)

24年前の来日時から介護の仕事をしたいと思っており、今年4月に働き始めた。認知症の利用者と積極的に前向きに、ときに忍耐強く接することで、利用者の信頼を勝ち得ることができた経験を挙げ、利用者を尊重することの大切さや非言語コミュニケーションの大切さを訴えた。

「カ・イ・ゴとは」    再生動画を見る 
チェチェップ・タウフィク・ハディアンサー 男 (インドネシア)

「カイゴ」とは、「カわいそう」「イそがしい」「ゴかいが多い」仕事だと思ってしまいがちだが、自らの失敗の経験から、そのように考えてしまうのは自分に原因があることに気づき、「カ」「イ」「ゴ」をポジティブに捉えなおし、今後がんばろうという意気込みを語った。

「認知症ケアについて 〜笑顔で利用者の心をつかむ〜」    再生動画を見る 
グラビナ・グレチェン・メ・ミランダ 女 (フィリピン)

認知症の利用者と接し、努力の末に信頼を得ることができた成功体験を語った。そして、フィリピンで大家族の中で暮らした経験と強みを日本の介護施設で活かしつつ、心をこめて高齢者と接していきたいという抱負を語った。
チェチェップ・タウフィク・ハディアンサーさん(1位入賞)
チェチェップ・タウフィク・
ハディアンサーさん(1位入賞)

お問い合わせ先

一般財団法人海外産業人材育成協会(HIDA) 日本語教育センタースピーチコンテスト係
〒120-8534 東京都足立区千住東1-30-1
TEL:03-3888-8250 (土日祝日をのぞく)
FAX:03-3888-8242
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